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配布は,ftp://macptex.appi.keio.ac.jp/pub/mac/ASCII-pTeX-2.1.8/からです.dvopsk578aに関連するファイルは,次の2つのアーカイブに含まれています.
MacpTeX2.1.8をインストールすると,印刷に使用するビットマップのPKフォント以外は,全てインストールされます.ここでは,フォントのインストール方法について説明します.
dvipskでは,ビットマップのPKフォントに他に,type1のフォントを印刷に使用することができます.Type1のフォントの場合,日本語PostScriptプリンタがハードディスクを内蔵していれば,ハードディスクにダウンロードすることができます.ハードディスクを内蔵していない場合には,PFB形式のtype1フォントをDVIファイルから日本語PostScriptに変換するときに埋め込んで印刷することができます.
印刷するプリンタのエンジンの特性にあったPKフォントを入手します.
ftp://macptex.appi.keio.ac.jp/pub/mac/pkfont/の下のディレクトリには次のフォントがあります.
PKフォントをインストールするフォルダは,「:texmf:fonts:pk」です.まず「:texmf:fonts:pk」に,プリンタのモード名のフォルダを作成します.例えば,300dpiのCanon製のレーザプリンタであれば,モードが「cx」で作成されたフォントですから,新しいフォルダ「cx」を作ります.cxの下に「:texmf:fonts:src」の下と同じ階層構造のフォルダを作成してフォントを置きます.例えば,以下のように配置します.
texmf---fonts---pk---cx---public-+-cm-+-cmr10.300pk
: | +-cmr12.300pk
| :
+-latex-+-line10.300pk
: +-linew10.300pk
:
実際には,モード名のフォルダ以下の配置は,どのようになっていても構いません.例えば,cmの下に解像度を表すフォルダがあってもよく,xdviのPKフォントのインストール方法のように,解像度を示すフォルダがあってもよいのです. しかし,なるべくUNIXで配置されるのと同じ配置にするほうが好ましいでしょう.
PKフォントを配置したら,「:texmf:MakeTeXPKls-R」を実行して,「ls-R」ファイルを更新します.
次に「:texmf:dvips:config:config.ps」で指定しているモード名をインストールしたフォントと同じになるように修正します.次の「M ljfour」の部分です.
% Metafont mode. (This is completely different from the -M command-line
% option, which controls whether MakeTeXPK is invoked.) Get
% @url{ftp://ftp.tug.org/tex/modes.mf} for a list of mode names. This mode
% and the D number above must agree, or MakeTeXPK will get confused.
M ljfour
モードが「cx」であれば,
M cx
に修正します.
ハードディスクを内蔵しているプリンタの場合には,AppleのLaserWriter Utilityなどを使って,type1のComputer Modernフォントをダウンロードすることができます.
LaserWriter Utilityは,QuickDrawGXのファイルに含まれています.QuickDrawGXのファイルはアップルのftp serverから入手できます.LaserWriter Utilityをカスタムインストールしてください.
Type1のComputer Modernのフォントを全てプリンタのハードディスクにダウンロードします.ダウンロードされたフォントは,明示的にハードディスクから削除しないかぎり,プリンタの電源を切っても削除されることはありません.
「:texmf:dvips:config:config.ps」を次のように修正します.
% Uncomment these if you have and want to use PostScript versions of the % fonts. p +psfonts.cm p +psfonts.ams %p +psfonts.cmz %p +psfonts.amz
psfonts.cmとpsfonts.amsの行頭に「%」が付いているのでそれを削除します.これでdvipsは,psfonts.cm (computer modern)とpsfonts.ams (AMS)に記述されているフォント名の対応に従ってプリンタ内蔵のフォントを使用します.
ハードディスクを内蔵していないプリンタの場合には,dvipskでDVIから日本語PostScriptを生成するときにPFB形式のtype1フォントを埋め込みます.
「:texmf:dvips:config:config.ps」を次のように修正します.
% Uncomment these if you have and want to use PostScript versions of the % fonts. %p +psfonts.cm %p +psfonts.ams p +psfonts.cmz p +psfonts.amz
psfonts.cmzとpsfonts.amzの行頭に「%」が付いているのでそれを削除しす.dvipsは,psfonts.cmzとpsfonts.amzに記述されているフォント名の対応に従ってPFB形式のフォントを埋め込んで印刷します.
Y&YのMathTimeやAdobe PlusPack 2.0Jの平成明朝W3外字のように,MacOS用のフォントは,そのままでは,dvipskで,PostScriptのコードに埋め込むことができません.extPOSTを使用して,PFA形式に変換してください.
psfonts.cmやpsfonts.amsには「TeXで使用するフォント名」「PostScriptで使用するフォント名」の順に1行に記述します.
psfonts.cmの内容
cmb10 CMB10 cmbsy10 CMBSY10 cmbx10 CMBX10 cmbx12 CMBX12 以下省略
ハードディスクを内蔵してないプリンタに印刷するためのPFA形式のフォントの置場所は,「:texmf:fonts:type1」以下のフォルダです.
psfonts.cmzには,「TeXで使用するフォント名」「PostScriptで使用するフォント名」「<」「PFB形式のファイル名」の順で1行に記述されています.
psfonts.cmzの内容
cmb10 CMB10 <cmb10.pfb cmbsy10 CMBSY10 <cmbsy10.pfb cmbx10 CMBX10 <cmbx10.pfb cmbx12 CMBX12 <cmbx12.pfb 以下省略
psfonts.cm, psfonts.cmz, psfonts.ams, psfonts.amzはこちらから(不等号がふくまれているため,ブラウザがHTMLタグの開始と解釈し,正しく表示できないかももしれません).
本来は,UNIX用の配布アーカイブcmps-unix.tar.gzおよびams-unix.tar.gzに含まれています.
dvipskには,「config.プリンタ名」のファイルを読み込む機能があります.デフォルでは,「config.ps」を読み込みます.上記の例で「config.ps」を修正したのは,そのためです.
例えば,600dpiのCanon製エンジンを搭載しているアップルLaserWriter 16/600PS-Jと,360dpiのインクジェットのCanon製エンジンを搭載しているソニーテクトロニクスのPhaser 140Jの2機種を使用するとします.
通常よく使用するプリンタの設定をconfig.psに記述します.例えば,LaserWriter16/600PS-Jが通常使用するプリンタである場合には,「:texmf:dvips:config.ps」のモードと解像度を次のように修正するとよいでしょう.
% Default resolution of this device, in dots per inch.
D 600
% Metafont mode. (This is completely different from the -M command-line
% option, which controls whether MakeTeXPK is invoked.) Get
% @url{ftp://ftp.tug.org/tex/modes.mf} for a list of mode names. This mode
% and the D number above must agree, or MakeTeXPK will get confused.
M canonex
つまり,解像度が600dpiで,モードがcanonexです.Type1フォントを使用する場合には,上記のようにpsfonts.cmやpsfonts.amsの項を有効にします.
ときどき使用するPhaser 140Jのためには,「:texmf:dvips:config.ps」を「:texmf:dvips:config.cps」の名称でコピーしてのファイルを修正します.例えば,次のように修正します.
% Default resolution of this device, in dots per inch.
D 360
% Metafont mode. (This is completely different from the -M command-line
% option, which controls whether MakeTeXPK is invoked.) Get
% @url{ftp://ftp.tug.org/tex/modes.mf} for a list of mode names. This mode
% and the D number above must agree, or MakeTeXPK will get confused.
M canonbjc
つまり,解像度は360dpiで,モードがcanonbjcです.
dvipsを起動すると「Config File」の項目がデフォルトでは「ps」になっています.これを「cps」に変更すると,「config.cps」が読み込まれます.つまり,「config.プリンタ名」のファイルが読み込まれます.
シフトJISコードのPostScripファイルを生成させると(j1.3b以降の版),Adobe Illustratorで編集することができます.但し,数式の一部のフォントが化けることもあり,完全ではありません(表示,印刷ともに).Canvas5.0JでもCanvas Objectとして読み込めますが,フォントをCanvasで再度設定しなおす必要があります.
シフトJISコードのPostScriptファイルを生成しても,日本語PostScriptプリンタでは印刷できますし,Adobe Acrobat のDistillerも正しくPDFに変換できます.Adobe Photoshopも正しくビットイメージを生成できます.
欧文フォント
欧文フォントには,ビットマップフォントであるPKフォントを使わないほうがよいと思われます.Illustratorがメモリ不足でプレビューできなくなります.600dpidで作成したファイルを編集するために,50MBのメモリを与えてもだめでした.dvipsにtype1のフォントを埋め込んだPostScriptファイルを生成させるか,Computer Modernのフォントはプリンタ内蔵であると仮定するPostScriptファイルを生成させてください.
和文フォント
シフトJISコードのフォント名をpsfont.mapに指定します.
編集
psfonts.map
rml Ryumin-Light-83pv-RKSJ-H rmlv Ryumin-Light-RKSJ-V gbm GothicBBB-Medium-83pv-RKSJ-H gbmv GothicBBB-Medium-RKSJ-V
に修正します.「83pv」がついているフォント名はMacOSで使用されるものです.NEC外字を含む文字セットになります.「RKSJ」はシフトJISであること示しています. 「Ryumin-Light-83pv-RKSJ-V」は,QMSの一部の機種でしか利用できません.
config.ps
ファイルのどこでも構いません(初めのあたりが忘れなくてよいでしょう)に次のように「SJIS」だけの行を記述します.
SJIS
以上で,シフトJISコードのPostScriptファイルを生成するようになります.
図 Illustratorで編集している様子
トレイ切り替えは,PostScriptコードによって行われ,通常のMacOSのアプリケーションでは,PPDファイルに記述されたコードを利用します.しかし,dvipskでは,PostScriptプログラムを直接プリンタに送信するので,PPDを利用していません.
PostScript Level 2 のプリンタでは,config.psを次のファイルconfig.ps.level2に入れ換えて下さい.名称をconfig.psに変更してください.
フォルダ「:texmf:tex:latex:packages:graphics」で次の作業を行います.
graphics package のマニュアルは,grfguide.texです.platex に Drag & Drop してタイプセットします.
例えば以下のように記述します
----------------------------------------------
\documentclass{jarticle}
\usepackage{graphicx}
\begin{figure}[htbp]
\begin{center}
\includegraphics*[height=6cm]{keyboard.epsf}
\caption{Indyのキーボード}
\label{fig:keyboard}
\end{center}
\end{figure}
----------------------------------------------
\includegraphics* の引数は,jdvi2kps とともに用いる epsbox.sty の \psbox とほぼ同じです.
例えばepsbox.styを使って,
----------------------------------------------
\documentclass{jarticle}
\usepackage{epsbox}
\begin{figure}[htbp]
\begin{center}
\psbox[height=6cm]{keyboard.epsf}
\caption{Indyのキーボード} \label{fig:keyboard}
\end{center}
\end{figure}
----------------------------------------------
のように記述していた文章では, \psbox を\includegraphics*に書き換えるだけでよいことになります.
以前の版では,jdvi2kpsに含まれているepsbox.styを使用するとdvipskでは印刷できませんでしたが,今の版では印刷できます.
dvipsk566aのときには,jdvi2kpsに含まれているepsbox.styとほぼ互換性があり,しかもdvipsで印刷することができるスタイルファイルとして,psbox.styを仕使用するように記述していました.psbox.styについては,fj.comp.texhaxに投稿された記事が参考になるでしょう.Message-ID: <FUJIMURA.95Feb2121139@nsk.is.titech.ac.jp>です.
MacOS版のdvipskは,PostScriptプリンタにASCIIコードのPostScriptファイルを送信するように作られています.Adobe PhotoShopなどでEPSを保存する場合には,ASCIIで保存してください.Binaryで保存すると,印刷時にフリーズします.
プレビュー用のリソースには,Macintosh 8bitを指定してください.EPS中にTIFFなどのバイナリで埋め込まないで下さい.
Type1のComputer Modernのフォントを使用してIllustratorで作図し, EPSで保存する場合には, フォント情報を埋め込んでください.
MathTimeを使用する文書を印刷する場合には,プリンタがハードディスクを内蔵しているか否かによって次の2通りの設定になります.
%%* MathTime 1.1 (set up for both lower and upper case file names) mtex MTEX MTEX MTEX mtsy MTSY MTSY MTSY rmtmi RMTMI RMTMI RMTMI %%* MathTime Plus (set up for both lower and upper case file names) mtexb MTEXB MTEXB MTEXB mtexh MTEXH MTEXH MTEXH mtsyb MTSYB mtsyn MTSYN MTSYN MTSYN MTSYB MTSYB mtsyh MTSYH MTSYH MTSYH rmtmib RMTMIB RMTMIB RMTMIB rmtmih RMTMIH RMTMIH RMTMIH rmtmub RMTMUB RMTMUB RMTMUB rmtmuh RMTMUH RMTMUH RMTMUH mtgu MTGU MTGU MTGU mtgub MTGUB MTGUB MTGUB mtms MTMS MTMS MTMS mtmsb MTMSB MTMSB MTMSB
MTEX MTEX <MTEX.pfa MTEXB MTEXB <MTEXB.pfa MTEXH MTEXH <MTEXH.pfa MTGU MTGU <MTGU.pfa MTGUB MTGUB <MTGUB.pfa MTLS MTLS <MTLS.pfa MTLSB MTLSB <MTLSB.pfa MTMS MTMS <MTMS.pfa MTMSB MTMSB <MTMSB.pfa MTSY MTSY <MTSY.pfa MTSYB MTSYB <MTSYB.pfa MTSYH MTSYH <MTSYH.pfa MTSYN MTSYN <MTSYN.pfa RMTMI RMTMI <RMTMI.pfa RMTMIB RMTMIB <RMTMIB.pfa RMTMIH RMTMIH <RMTMIH.pfa RMRMUB RMTMUB <RMTMUB.pfa RMTMUH RMTMUH <RMTMUH.pfa
次のフォントの外字を利用することができます.
平成明朝W3外字と安岡さんの補助漢字の使用方法については,外字の利用方法のページを参照してください.クラシックシリーズについては,FONTWORKSの外字の利用方法のページを,ビブロスの外字セットについては,Biblos外字セットの利用方法のページを,エヌフォーのPS外字キットについては,Enfour PS外字キットの利用方法のページを参照してください.
Hyper PostScriptをチェックしてPostScriptファイルに出力すると,Adobe Acrobatに含まれているDistillerでハイパーリンクを含むPDFを作成することができます.PDF中のハイパーリンクを示す青の破線の矩形の位置がずれる場合には,dvipskで指定している用紙サイズとDistillerで指定している用紙サイズが異なっています.DistillerのデフォルはUS Letterです.用紙サイズを一致させてください.
中間ファイルのhead.tmpとbody.tmpは,PostScriptファイルが生成されたら消去して下さい.
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