フォントワークスのクラシックシリーズには,95区以上に人名に使用されることが多い外字が割り当てられている.TeXでは,これらの外字を使用することができない.
そこで,95区を16区に割り当てたvirtual fontを用意した.新たな和文フォントとして定義した.
プレビューが可能な環境は,フォントワークスのフォントが用意されているMacOSのみである.なお,95区以上のコードが割り当てられている外字は,Adobe Type Managerではサポートされないため,スクリーンフォントで表示される.したがって,QuickDrawプリンタには,きれいに印刷することができない.また,Adobe Acrobatに含まれているDistillerでPDFに変換しても表示することはできない.必ず,ハードディスクにOCFフォントをダウンロードすることができるプリンタが必要である.
ftp://macptex.appi.keio.ac.jp/pub/mac/ASCII-pTeX-2.1.8/fontworks-kit-1.0.sit.hqx
TFMおよびvirtual fontの名称が「-H」で終わっているものは,min10.tfmを, 「-V」はtmin10.tfmをもとにした,通常のフォントである. 「-G」が95区から102区までの文字を16区から23区に移動したフォントである. 16区から23区以外の部分は,元の文字が入っている.min10.tfmを元にしている.
\documentclass[a4j]{jarticle}
% この文書をタイプセットするためには,フォントワークスのマティスPlus-Mが必要である.
{\catcode`\/=12
\global\expandafter\let\csname JY1/mc/m/n/10\endcsname=\relax
}
\DeclareFontShape{JY1}{mc}{m}{n}{<-> s * [0.961] MatissePlus-M-H}{}
\font\mtmg=MatissePlus-M-G
\def\fwg#1{{\mtmg\char\jis"#1}}
\title{フォントワークスのフォントと外字の利用}
\date{1999年4月17日}
\author{内山 孝憲}
\begin{document}
\maketitle
\section{はじめに}
\mc
フォントワークスのクラッシクシリーズには,95区以上に人名に使用されることが多い外字が
割り当てられている.
\TeX{}では,これらの外字を使用することができない.
そこで,95区を16区に割り当てたvirtual fontを用意した.
新たな和文フォントとして定義した.
これにより,例えば「\fwg{3740}橋」,「山\fwg{327D}」,「山\fwg{327B}」,
「渡\fwg{3653}」,「渡\fwg{3655}」,「渡\fwg{3656}」,「渡\fwg{3658}」,
「渡\fwg{3659}」,「渡\fwg{365A}」,「渡\fwg{365B}」,「渡\fwg{365C}」などの
人名を扱うことができるようになる.
95区以上の文字にたいしては,Adobe Type Managerが機能しないのでスクリーンフォントで表示される.したがって,上図のサンプルの内,外字部分はつぶれてように表示されている(24ドットのビットイメージフォントを機械的に300dpiの10ptのサイズに拡大したもの).外字ではない部分には,マティスPlus-Mを使用している.
区点コードからJISコードへの変換には,区と点のそれぞれに32を加える.す なわち,16区は48に,1点は33となる.これらを16進で表記して並べると,
3021になる.この値がJISコードである.
このページは,自由にリンクしてかまいません.このページに関するお問い合わせは,電子メールでuchiyama@appi.keio.ac.jpまでお願いします.
MacpTeXのweb pageに戻る.