Macintosh版 Aladdin Ghostscript 5.03 と和田研フォント

はじめに

Macintoshで使用できる Ghostscript には, 著者が日本語化パッチを あてて make した MacGS252b3j01

が公開されているが,

といった問題点がある.

Ghostscript 3.0 以上の版では, コンポジットフォントを使用することが できる. そこで, Macintosh 版の Aladdin Ghostscript 5.03 と和田研 フォントを組み合わせて, 日本語 Postscript ファイルを表示する 方法について説明する.

【注意】Ghostscript 5.10, 5.50 では, 和田研フォントで日本語を表示できない. ftp://knight3.cit.ics.saitama-u.ac.jp/pub/lecture/gs/gs5.10.kanji.tar.gz を使用すると表示できる. インストール方法については, 上記に含まれて いるドキュメントを参照されたい.

準備


インストール

  1. ファイルの展開
    1. macgs-503-ppc.sit (CPU に応じて -68k.sit, -classic.sit)を 展開する.
    2. macgs-503-fonts.sitを展開する.
    3. macgs-503-files.sitを展開する.
    4. 下図のように,ファイルを移動する.

    図1. 移動後のフォルダGhostscript

  2. 欧文の動作確認
    1. Mac GS 503 PPCをダブルクリックして起動する.
    2. メニューバーのFile→Openを実行し, フォルダexamplesの 中の適当なファイルを選択する(snowflak.psのように非常に 描画に時間がかかるサンプルも含まれている. golfer.ps で よいだろう).
  3. 割り当てメモリの変更
    1. Mac GS 503 PPC に割り当てられているメモリは少なく, そのままでは 日本語の表示ができない. Mac GS Viewer のアイコンをクリックして 選択し, Finderの「情報をみる」を実行して割り当てメモリを 増やす. 適正値は不明であるが, 10MB も割り当てれば十分だろう(解像度や 色数に依存).
  4. 和文フォントファイルの展開
    1. 和文フォントのアーカイブwadalab-font1.sitを展開する. 展開すると, フォルダwadalab-font1とファイルFontmapが できる.

      アーカイブには, 次のフォントを収録した.

      • wadalab-mincho-0-12.7.tar.Z: 中明朝体
      • wadalab-gothic-0-13.5.tar.Z: 中ゴシック体
      • wadalab-sym.6.tar.Z: JISX208の非漢字

      細明朝体ではなく中明朝体を収録したのは, 和田研フォントは ウエイトが小さい傾向があり, 低い解像度ではかすれてほとんど 読めなくなることが多いので.

  5. 和文フォントの移動

    フォルダwadalab-font1に*.pfaの名称のファイルなど, 158 個のファイルが 展開されるから, これらを欧文フォントを同じフォルダ, つまり フォルダGhostscriptの中のフォルダfontsに移動する.

    シフトJISとECUのコードのフォントを使うためのファイルWadalab-gothic-0-13-RKSJ.gsf, Wadalab-gothic-0-13-EUC.gsf, Wadalab-mincho-0-12-RKSJ.gsf, Wadalab-mincho-0-12-EUC.gsfについては,Type1BuildChar→(%Type1BuildChar) cvn cvx execの置き換え済み.

  6. Fontmapの差し替え

    フォルダGhostscriptの中のフォルダfilesの中にあるファイルFontmapを 和文フォントファイルを展開してできたファイルFontmapに置き換える.

以上でインストールの作業は終了である. なお, 縦書フォントを使用しているPSファイルを表示・印刷することは できない.


欧文フォントにきれいなフォントを使う


その他

このページは, 自由にリンクして下さって結構です. このページに関するお問い合わせは, 下記アドレスまで.

uchiyama@thx.inst.keio.ac.jp


MacpTeXのホームページに戻る