CocoaなpTeX用プレビュアMxdvi (2003.4.26作成)

慶應義塾大学 理工学部 物理情報工学科

内山孝憲

インストール

 

■準備

MacpTeXのweb pageからダウンロードできますから、最新版を入手します。

Mac OS用のComputer Modernのtype1フォントを入手します。このフォントを使うのは次の理由によります。これも、MacpTeXのweb pageからも入手できます。

EPSの表示には、Ghostscriptが必要です。Mac OS X用のpTeXのパッケージを配付しているサイトで入手して下さい。

■インストール

Mxdvi

Mxdviは、tarでひとまとめにして、gzipで圧縮してあります。ダウンロードすると、StuffIt Expanderで展開されますから、Mxdviのアイコンを適当なフォルダにコピーしてください。添付のReadme 1stに目をとおしておいてください。

Mac OS用のType 1フォントのインストール

自己展開型の圧縮ファイルになっていますが、StuffItExpanderにドラッグアンドドロップすれば、Classic環境を起動することなく、展開することができます。

「CM/PS + LaTeX PostScript Fonts」フォルダの中のtype1 フォントと「CM/PS Screen Fonts」および「LaTeX Screen Fonts」全て、以下のいずれかのフォルダにコピーします。

再起動などの操作は不要です。

図1 Mac OS用のComputer Modernフォントを展開したところ

 

図2 CM/PS + LaTeX PostScript Fontsのフォルダの中

 

使用方法

■起動方法

次のいずれかの方法で起動します。

[注]起動しない場合には、Finderで、DVIファイルのアイコンをクリックして選択した後、ファイルのメニューから情報を見るを選択します。このアプリケーションで開くを選択して、Mxdviを選択してください。

■操作

表1 ページの操作

次のページ f,Command+n 次ページ左上
n 次ページ現在位置
スペース(ページ下端(左端)に達してるとき) 次ページ先頭水平(垂直)方向現在位置
前のページ b 前ページ右下
p 前ページ現在位置
Command+b 前ページ左下
delete(ページ上端(右端)に達してるとき) 前ページ最後水平(垂直)方向現在位置

表2 スクロールの操作

上にスクロール(書類の下を表示) j,下矢印,スペース
下にスクロール(書類の上を表示) k,上矢印,delete
左にスクロール(書類の右を表示) l(エル),右矢印
右にスクロール(書類の左を表示) h,左矢印

 

仕様

■フォント

■印刷

■図

■ウィンドウの大きさと用紙サイズ

■色

 

■変形

Mac OS Xのアフィン変換を利用して、graphics packageの変形をサポートしています。

\documentclass[a4j]{jsarticle}
\usepackage{graphics}
\begin{document}
The quick brown fox jumps over the lazy dog.
The \rotatebox{30}{quick} brown fox jumps over the lazy dog.
The \rotatebox{-45}{quick} brown fox jumps over the lazy dog.
The quick brown fox \scalebox{2.0}{jumps} over the lazy dog.
The quick brown fox \scalebox{2.0}[1.5]{jumps} over the lazy dog.
The quick \reflectbox{\scalebox{2.0}{brown}} fox jumps over the lazy dog.
The \resizebox{1in}{!}{qucik} brown fox jumps over the lazy dog.
実際の組版で意味があるものは少ないようには思いますが、Mac OS Xのアフィ
ン変換の機能を利用して、graphics packageの変形をサポートしました。
実際の\rotatebox{30}{組版}で意味があるものは少ないようには思いますが、
\rotatebox{-15}{\rotatebox{30}{Mac OS Xの}アフィン変換}の機能を利用して、
graphics packageの変形をサポートしました。
\rotatebox{15}{Mac OS Xの\rotatebox{-30}{アフィン変換}}の機能を利用して、
graphics packageの変形をサポートしました。
\rotatebox{60}{Mac OS X\rotatebox{60}{Mac OS X\rotatebox{60}{Mac OS X}}}
実際の\scalebox{0.7}{\scalebox{2.0}{組版}で意味が}あるものは少ないよう
には思いますが、Mac OS Xのアフィン変換の機能を利用して、graphics
packageの変形をサポートしました。 
実際の\scalebox{0.7}{組版\scalebox{2.0}{で意味が}}あるものは少ないよう
には思いますが、Mac OS Xのアフィン変換の機能を利用して、graphics
packageの変形をサポートしました。 
\rotatebox{15}{Mac OS X\scalebox{2.0}{\TeX}}, 
\rotatebox{15}{\scalebox{2.0}{Mac OS X}\TeX}, 
\scalebox{2.0}{Mac OS X\rotatebox{-15}{\TeX}}, 
\scalebox{2.0}{\rotatebox{-15}{Mac OS X}\TeX}, 
\end{document}

図3 アフィン変換による変形の例のLaTeX文書

 

図4 アフィン変換による変形の表示例

■EPS

EPSの読み込みです。EPS Viewにチェックをいれてください。

graphics.sty

\documentclass[a4j]{jarticle}
\usepackage{graphics}
\begin{document}
EPSの取り込みのテスト. graphics.styの場合.\\
\scalebox{0.25}{\includegraphics{eps/tiger.ps}}\\
Ghostscriptのexamplesに含まれている虎の絵. 0.25倍に縮小.\\
\rotatebox{30}{\scalebox{0.25}{\includegraphics{eps/tiger.ps}}}\\
Ghostscriptのexamplesに含まれている虎の絵. 0.25倍に縮小. 30度回転\\
\rotatebox{90}{\scalebox{0.25}{\includegraphics{eps/tiger.ps}}}\\
Ghostscriptのexamplesに含まれている虎の絵. 0.25倍に縮小. 90度回転\\
本当は, クリップされないのだけれども, クリップされないようにコーディン
グする方が手間なので, BoundingBoxの値でクリップしています. 
Ghostscriptを呼び出して, tiff24ncで画像を生成しています. 
\end{document}

図5 graphics.styによるEPSの差し込み例のLaTeX文書

 

図6 graphics.styによるEPSの差し込みの表示例

 

graphicx.sty

\documentclass[a4j]{jarticle}
\usepackage{graphicx}
\begin{document}
EPSの取り込みのテスト. graphicx.styの場合.\\
\includegraphics*[width=30mm]{tiger.ps}\\
Ghostscriptのexamplesに含まれている虎の絵. 幅30mm.\\
\rotatebox{30}{\includegraphics*[width=30mm]{tiger.ps}}\\
Ghostscriptのexamplesに含まれている虎の絵. 幅30mm. 30度回転\\
\rotatebox{90}{\includegraphics*[width=30mm]{tiger.ps}}\\
Ghostscriptのexamplesに含まれている虎の絵. 幅30mm. 90度回転\\
\includegraphics*[height=30mm]{tiger.ps}\\
Ghostscriptのexamplesに含まれている虎の絵. 30mm.\\
\includegraphics*[scale=0.3]{tiger.ps}\\
Ghostscriptのexamplesに含まれている虎の絵. 30mm.\\
BoundingBoxでクリップされる\verb+\includegraphics*+を使った例です.
\end{document}

図7 graphicx.styによるEPSの差し込み例のLaTeX文書

 

■PDF

PDFを使用すると、dvipsでは処理できなくなります。テストに使用したPDFは、Illustratorで作成したものです(platexコマンドを実行する前に、ebb foo.pdfを実行してfoo.bbを生成しておいてください)。その他のアプリケーションで作成したPDFについては、動作を確認していません。

\documentclass{jarticle}
\usepackage[dvipdfm]{graphicx}
\begin{document}
Test1.
\includegraphics[width=50mm]{p1.pdf}
Test2.
\end{document}

図8 graphicx.styによるPDFの差し込み例のLaTeX文書

 

図9 graphicx.styによるPDFの差し込みの表示例

■カラー

Mac OS Xによってキャリブレーションンされた色を使います。RGBでB=1の青と、CMYKでC=1かつM=1の青は異なる色です。CMYで作成するコンポジットブラックとKで作成する黒も異なる色です。Named colorのBlueは、RGBで表現してあります。

図10 RGB・CMYK・Named Colorによる表示例

 

図11 RGB・CMYKによるカラーチャート

■OTFパッケージ

OTFパッケージで、多ウエイトかつ中国語と朝鮮語の漢字をあつかった例です。図12は、齋藤修三郎さんが作成されものの1ページ目で、OTFパッケージにソースがふくまれています。ルビには、ルビ専用にデザインされている仮名が使用されます。また、縦書きでは、縦書き用にデザインされているかなを使うことができます。

%\documentclass[a4paper,titlepage, draft]{jarticle}
\documentclass[a4paper,titlepage, draft,landscape]{jarticle}
\usepackage[deluxe, expert, multi]{otf}
%\usepackage[deluxe, multi]{otf}
%\usepackage[expert, multi]{otf}
%\usepackage[multi]{otf}
%\usepackage[bold, multi]{otf}
%\usepackage[noreplace, multi]{otf}
\usepackage{redeffont}
\usepackage{furikana}
\AtBeginDvi{\special{papersize=\the\paperwidth,\the\paperheight}}
\ajCIDVarDef{り}{12746}
\ajCIDVarDef{高}{8705}
\ajUTFVarDef{鴎}{9DD7}
\pagestyle{empty}
\makeatletter
\ifx\rubyfamily\@undefined\let\rubyfamily=\relax\fi
\ifx\mgfamily\@undefined\let\mgfamily=\relax\fi
\makeatother
\begin{document}
\section{見出し}
オプション:\texttt{expert}, \texttt{deluxe}
\vspace{\baselineskip}
\begin{tabular}{l||ccccc}
フォント & 仮名 & 漢字 & UTF & CID & ルビ\\
\hline
mc/m & ひらかな & 漢字 & \UTF{9DD7} & \CID{8705} & {\rubyfamily    振りかな}\\
mc/bx & {\bfseries ひらかな} & {\bfseries 漢字} & {\bfseries\UTF{9DD7}}    & {\bfseries\CID{8705}} & {\bfseries\rubyfamily 振りかな}\\
gt/m & {\gtfamily ひらかな} & {\gtfamily 漢字} & {\gtfamily\UTF{9DD7}}    & {\gtfamily\CID{8705}} & {\gtfamily\rubyfamily 振りかな}\\
gt/bx & {\gtfamily\bfseries ひらかな} & {\gtfamily\bfseries 漢字} & {\gtfamily\bfseries\UTF{9DD7}}    & {\gtfamily\bfseries\CID{8705}} & {\gtfamily\bfseries\rubyfamily 振りかな}\\
mg/m & {\mgfamily ひらかな} & {\mgfamily 漢字} & {\mgfamily\UTF{9DD7}}    & {\mgfamily\CID{8705}} & {\mgfamily\rubyfamily 振りかな}\\
\end{tabular}
\vspace{\baselineskip}
日本:\UTF{9aa8} 簡体字:\UTFC{9aa8} 繁體字:\UTFT{9aa8} 朝鮮:\UTFK{9aa8}
日本:\UTF{6d77} 簡体字:\UTFC{6d77} 繁體字:\UTFT{6d77} 朝鮮:\UTFK{6d77}
\kana{漢字}{振りかな}{\bfseries \kana{漢字}{振りかな}}%
{\gtfamily\kana{漢字}{振りかな}\bfseries \kana{漢字}{振りかな}}
{\mgfamily\kana{漢字}{振りかな}}
\kana{\UTF{9DD7}}{かな}\kana{鴎}{かな}
\Kana[3]{\UTFK{c548},\UTFK{b155},\UTFK{d558},\UTFK{c138},\UTFK{c694}}{アン,ニョン,ハ,セ,ヨ}
\end{document}

図12 OTFパッケージに含まれているサンプル

 

図13 サンプルの1ページ目

 

その他

このページは,自由にリンクしてかまいません.このページに関するお問い合わせは,電子メールでuchiyama@appi.keio.ac.jpまでお願いします.

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