TXFONTS (2001.3.18作成, 2001.6.26更新)

慶應義塾大学 理工学部 物理情報工学科

内山孝憲


TXFONTS


はじめに

Times系のフォントを使って組版するためのTXFONTSおよびPalatinoを使うPXFONTSをMacpTeXで利用するための情報です.

私は, Ryumin-LightとTimesの組み合わせは, Timesの黒がめだつので美しい組 版だと思っていません. Macintosh DTPが世の中にでてきたときにも, 散々言われたと思います. 一方で, 欧文では, Computer Modernのようなフォントではなく, Timesなどのような金属的な硬くてシャープな印象を与えるフォントが多く使用されています. LaTeXにもPSNFSS packageをはじめ, 10年以上も前から, 松下電器産業で開発されたjdvi2kpsには, aflatexが付属しており, Adobeのフォントで組版できました(一般に公開されたものには, TFMのencodingがある特定のバージョンのTeXとともに配付ものでないと使用できない等の若干の制限がありました). しかし, 数式のサポートに難がありました.

数式をサポートするものでは, MathTimeとTXFONTSがあります.
MathTime
フォントはY and Yの商品なので, フォントを別途購入する必要があります. それ以外はteTeXに標準で含まれています. 物理系欧文学術雑誌で使用されています.
TXFONTS
Young Ryu氏が開発されたパッケージです. フォントも含めてCTANのミラーサイトで入手できます.


必要なもの

簡単にインストールできるように, StuffIt形式で圧縮したものと MacOS用のスクリーンフォントとPostScriptフォントを用意しました. TXFONTSを使うためには, 次の4つのファイルが全て必要です. PXFONTSを使うためには, TXFONTSに加えて, 次の4つのファイルが全て必要です.

PostScriptレベルで変形(斜体)するフォントについては, TXFONTS, PXFONTS, NimbusとURWフォントの全てについて12度傾斜したフォントを作成して添付しました. Times, HelveticaとParatinoのクローンフォントは, MacOSに添付されているものでは足りない文字があるので用意しました(PostScriptフォントには含まれているのに, MacOSのToolboxからは直接利用できない文字があるのです). Ghostscript用のNimbusRomNo9L, NimbusSanLとURWPalladioLを使っています. NimbusRomNo9Lは, 本物のTimesと比較すると, 少し懐が小さく, ウエイトが大きい気がしますが, 並べて見比べないと分からないと思います.


インストール方法

TXFONTS自身のパッケージのインストール方法は, 松阪大の奥村さんの 「TXフォントを使おう」を参照してください. TFM, VF, PFB形式のフォント, input, dvipsの設定などは同じです. MacOSでは, AFMは不要ですから, 削除してかまいません.

MacOSでは, TXFONTSとNimbusのフォントをシステムフォルダのフォントフォルダにコピーして下さい. OSが認識するフォントを表示に使用します.


数式の例

TXFONTSのフォントと商品のY and Yのフォントで組版した例を示します. GPLで配付されているものと商品の比較になってしまいますが, 目的と費用のバランスの問題ですから, どちらがよいといった問題ではありません.

Fig. 1 TXFONTS

Fig. 2 MathTime

Fig. 3 Computer Modern


プリンタドライバによる制限


その他

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